週末の田舎暮らし用にDIYで作成した山小屋をリホームする

A リホーム計画

1.週末田舎暮らし
週末の田舎ぐらしは片道2時間ぐらいであれはそれほど負担にはならないと思います。週末違った環境でちょうどいい気分転換ができていいリズムができると思います。もちろん好き嫌いはありますが。
週末は温泉にいくのが楽しみでお風呂がほしい思ったことはなかったですし、洗濯ものは家にもって返るのでそれほど必要とは思いませんでした。もちろん夏休み等の長い休暇のときは少し不便に感じることもありましたが、コインランドリを利用したりすれば大きな問題ではありません。
すべてがそろっていなくても工夫で楽しめると思います。
とはいえそろっているにこしたことはありません。購入当初はトイレは汲み取り式でしたので最初に簡易水洗に直しました。数年後に下水が利用できるようになったので今は水洗トイレになりました。また、水道もなかったので行く途中で名水を汲めるところがあって、そこで飲み水用にタンクにいれてもっていていました。

2.リフォーム計画
すこしづつ建物を直しながら利用してきましたが、トイレの位置がリビング隣接なので機会があれは移動したいと思っていました。これはけっこうおおがかりな改修になるので手を付けずにきましたがいよいよ取り掛かることにしました。

今のトイレはの左側に増築してトイレを移動し今のトイレの位置を洗面台にできればいいのですが、左は土地の余裕がないためこのプランは無理でした。
今のデッキの半分を潰して玄関とトイレにしようと思います。今のトイレは物入れにします。
キッチンにコンロが無かったのでプロパンのガステーブルを設置し、レンジフードも設置しようと思います。今の玄関にシャワーユニットと洗面台と洗濯機置き場を設置しようと思います。
配水管の移動が必要になりますので、これは地元の前に水道の工事と下水の工事をお願いした業者さんにお願いすることにします。また、給湯器とガステーブルの工事も地元の業者さんにお願いすることにしました。あとの造作からユニットシャワーの組み立て・取り付け、電気工事、壁紙の仕上げなどすべて自分でやります。

3.リフォームの変更案
トイレの広さがちょっと心配。また洗濯機を置く場所が窮屈そうです。洗面台をかなりコンパクトにしないといけないようです。洗面台はカセットコンロを置いて利用していた昔の小学校の机を利用することにします。給湯器は洗面台の左隣の壁に設置します。水道業者さんに図面に配管のイメージを書いて見積もりをお願いしました。トイレの場所に100mm、洗面用・洗濯機用・シャワーの排水用に50mmの排水を3箇所お願いしました。水道の配管はキッチンから分岐させて床上の壁に這わせてトイレまでもって行きます。それを洗面台・給湯器・シャワー用にも分岐させ、給湯器からお湯の配管をキッチン・洗面台・シャワー用に配管します。

3.立体イメージ
立体にするとイメージが湧いてきます。この案になるまでに3案検討しました。悩んだのは洗面台・洗濯機・シャワー・給湯器をどのように配置するかでした。洗面台を簡単に取り外し可能となるようにすることにより洗濯機をおくことが可能となりました。またいまあるドアをそのまま利用できていい間取りではないでしょうか。今の玄関はふさぐ必要がありますが、シャワー用の配管を裏からメンテできようトイレ側から壁をはずすことができるようにします。

この間取り図は3DマイホームデザイナーLS2で作りました。間取り図から立体イメージを確認できてとても便利です。

B 玄関とトイレを作る

1.木材を調達する
図面から必要数を計算します。EXCEL等を利用して種類と本数を計算します。地元の木材店にFAXで種類と本数を書いて見積もりをお願いしました。2×4やコンパネなどはホームセンタで安く買えることはありますが木材屋さんはそれなりにいいところがあります。計算上の必要数はすべて一度にそろえることはありません。ある程度期間を要する場合は何回かに分けて買ったほうが保管のことなどを考えるといいと思います。木材屋さんは結構こちらの希望に合わせてくれるものです。ホームセンタやネットの通信販売とあわせて検討すればいいと思います。

2.床を作る
2×4を床の土台として配置して断熱材を配置します。断熱材の厚さは100mmにしました。その上にコンパネをはって床の基礎は完成です。奥のほうがトイレになります。手前が玄関になります。手前の壁をあとで玄関の入り口用に丸ノコであなを空けます。外壁が出来上がり、玄関の鍵がついてからの工程になります。

3.壁の柱を立てる
2×4材で壁の柱を設置していきます。

2×4材の切断はスライドソーがあるととても便利です。また柱の垂直をBLACK&BECKER社のレーザー垂直・水平器を使いました。これもあるといろいろ重宝します。

3.壁を張る
壁はOSBボードを張り、防水シートを張り、その上から本実加工した杉の壁板を張りました。最後にVATON(バトン植物油脂性無公害塗料)のダークブラウンを塗って仕上げました。

4.ドアと窓を自作する
ドアは壁に使った杉材を使い内側が縦方向、外側が横方向になるように配置し、真ん中にOSBボードを挟みこむような構造にしました。こうすれば強度も得られゆがみも防げます。木工ボンドで接着し床用釘で固定しました。
窓は2×4材を縦引きにして半割りにした材料をつかって2つ手作りしました。ガラスは残っていたガラスをガラス切りで切って一枚はなんとかまにあいましたが、結構無駄にしてしまい足りなくなってしまいもう一つの窓をガラス屋さんにもっていってガラスをいれてもらいました。ガラス切は難しくなかなかうまくなりません。

ドアと窓はバトンのアイアンレッドを塗りました。バトンは自宅の床にも使いましたが、臭いも弱く扱いやすくて何度も使っています。2×4材の縦引きはテーブルソーがあれば簡単にできます。スライドソーとテーブルソーがあると能率がぜんぜん違います。また正確性もアップします。

5.断熱材を入れる
壁の断熱材はあらかじめ同じ幅にカットしてあるタイプの断熱材を使いました。これも厚さ100mmにしました。断熱材のカットはハサミやカッターでもカットすることはできますが、あらかじめカットしてあるタイプが便利です。マスクはしっかりしたものを用意しましょう。健康第一です。また、断熱材を使用したあとはいつもアイボンで目を洗浄します。ゴーグルをつけてやるのがいいかもしれません。ゴーグルはすぐ曇るので工夫が必要です。
仕上げは石膏ボードをはり、最後に壁紙を張って仕上げます。

6.壁に新しい入り口を作る
壁の中の柱の位置はおおよそは見当がつきますが、5cm程の穴をあけ確認します。丸ノコのガイド用に木材で位置を固定させまっすぐ切れるように準備します。壁際で丸ノコが使えないところはノコギリを使います。壁板をとると防水シートが張ってありそれをとると筋交いと断熱材が入っていました。筋交いは耐力壁でのので取り払うのは好ましくはありませんが、今回は外側に新たに壁を作っていますので強度的には問題ありません。最後に内側の石膏ボードに内側と外側からカッターで切り込みを入れ取り払います。

7.内壁を作る
トイレと玄関の仕切りの壁を作ります。これも2×4材で仕切りの骨格を作り、中に断熱材を入れ両面を石膏ボードを張ります。ドアは余っていたフラッシュドアの両はじをカットして700mm幅にして利用しました。右側は下駄箱として収納に利用予定です。トイレの広さが心配でしたが以外に余裕のある広さになりました。


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